棗のある日物語その③ 2009/03/20 (Fri)

ある土曜日の朝8時紀伊国屋前ににてー･･･

学校へ行く途中、信号待ちしていた私の隣から何か視線を感じる。

振り返ると紫と白のベストを着た（チャラ男っぽい）兄ちゃんがいた。

と、次の瞬間目が合ってしまう。

兄ちゃん「今から学校？」

（わ！話しかけられた！）
私「はい、そうです。」

兄ちゃん「そうなんだ、土曜日やのに大変やねー」

控えめな笑顔。歯並びがかなり良い。

とりあえずこちらも笑顔で返しておく。

兄ちゃん「俺これから寝るわー。」

私「そうなんですか。」

兄ちゃん「一緒に寝る？」



････････え？


兄ちゃん「え？って･･･（微笑）」

どうやら私の心の声が聞こえていたらしい。

返事に困っている間に信号が赤から青に変わっていた。

兄ちゃん「ばいばーい、学校頑張ってねー！」

私「はぁ･･･」

チャラ男兄ちゃんは右の方へ曲がって行った。

私は今のは一体何だったんだろうと思いそのまま学校へ。

学校へ着き友人Mに朝の出来事を話す。

Mは大爆笑しながら言った。

M「その人ホストやない？」

私「あ･･･そんな感じ･･･だったかも？」

M「ホストって朝帰りやし。」

私「そうなん？」

M「かっこよかった？」

私「いや･･･（私にとっては）微妙･･･。」

M「あんたさぁ、その人が長髪だったら『一緒に寝る？』の質問に『うん！』とか言ってそう（笑」



いやいやいやいや


私はそんな軽い女じゃ･･･

つーか長髪どうこうの問題じゃないと思うんだぜ（笑


～END～

Ps,かわいさ余って憎さ100倍。←？